2021年のJRA女性騎手年表~藤田菜七子レッジャードロから永島まなみYJSファイナルまで

女性騎手の年間情報

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2021年のできごと&成績

今年は2人の女性騎手が新たに加わりこれまで以上に華やかな競馬界となりましたが、その反面ケガによる離脱など寂しい時期も存在しました。ファンとして女性騎手に活躍してほしいという気持ちはありますが、元気な騎乗姿を見れることがいちばんのよろこびだと気づかされた1年でもありました。

最終成績着順勝率連対率
藤田菜七子14-20-11-3490.0360.086
古川奈穂07-10-04-1020.0570.138
永島まなみ07-07-09-2450.0260.052
※古川奈穂と永島まなみは3月デビュー

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1月/鬼脚レッジャードロ

01/05…年始競馬は中山で6鞍に騎乗する

01/09…中山5Rレッジャードロで2021年の初勝利126勝目

01/16…第58回愛知杯(G3)でナルハヤに騎乗する

01/17…小倉2RナンヨーローズでJRA通算127勝目

01/17…netkeiba短期連載コラム「もっと強く。」がスタート

01/22…インターナショナルジョッキーズチャレンジに選出される


1月藤田
JRA2
地方0

2021年一発目の勝利は驚愕の鬼脚を披露したレッジャードロでした。スタートは出遅れて最後方からの競馬となり道中は終始遊んでる様子で期待感はゼロでしたが、4角最後方で大外に持ち出すとあれよあれよと全馬ごぼう抜きの新馬勝ちでした。とてつもない大物の予感ですね。

2月/国際騎手招待競走で騎乗

02/06…小倉7RオシリスブレインでJRA通算128勝目

02/13…第56回クイーンC(G3)でレッジャードロに騎乗する

02/09…奈穂&まなみ21年度新規騎手免許試験に合格する

02/17…奈穂&まなみ新人騎手ムチ贈呈式

02/19…インターナショナルジョッキーズチャレンジで4鞍に騎乗

02/20…3月1週目までは帰国後の隔離処置のため騎乗不可


2月藤田
JRA1
地方0

前回とんでもない脚を披露したレッジャードロの2走目は3歳重賞クイーンカップです。ここで賞金を加算できれば春のクラッシックに進めるのでかなり期待しましたが、結果は終始まじめに走らず最下位着でした。かなりのポテンシャルがあるのと思うのですがもったいないですね。

3月/ひさしぶりの女性騎手3人体制

03/03…公式インスタグラムを開設

03/03…スポーツビズとマネジメント契約締結

03/06…阪神1Rでラントに騎乗してJRAデビューとなる

03/06…小倉2Rでフェイトリッパーに騎乗してJRAデビューとなる

03/13…阪神6Rバスラットレオンでデビューから12戦目JRA初勝利達成

210313古川奈穂JRA初勝利

03/14…中京2Rアクイールでデビューから12戦目JRA初勝利達成

03/21…中京7RタケルラスティでJRA2勝目

03/27…中京6RモズピンポンでJRA3勝目

210327モズピンポンと古川奈穂

03/28…中京7RタイセイモンストルでJR4勝目

03/28…中京8Rディーププリモでデビュー以来はじめて落馬し競争中止


3月藤田古川永島
JRA041
地方000

古川奈穂騎手と永島まなみ騎手、2人の新人女性がデビューして中央では久しぶりの3人体制となりました。しかもこの2人の初勝利が場所は違えどデビュー翌週でともに12戦目というのが驚きです。これからは3人で切磋琢磨しておっさんばかりの競馬界を変えていってほしいですね。

4月/史上初となる女性騎手ワンツースリー

04/03…阪神3RハイモビリティでJRA5勝目とし4週連続の勝利

210403阪神3R確定成績

04/10…新潟6RピクシーカットでJRA通算129勝目

04/10…新潟競馬で女性騎手3人勢ぞろい

04/10…新潟7RオパールシャルムでJRA通算130勝目

04/17…新潟7RクラウンデザイアーでJRA6勝目

04/17…新潟7Rで1着奈穂、2着菜七子、3着まなみの史上初JRA123達成

04/18…新潟2RサトノアポロンでJRA通算131勝目

04/21…東京2020五輪の聖火ランナーに選出される

04/25…新潟4RサンタグラシアでJRA通算132勝目

04/28…肩の治療専念のため長期休養を発表する


4月藤田古川永島
JRA420
地方000

4月17日の新潟7レースは大盛り上がりでした。馬券圏内が女性陣独占という歴史的な出来事がこんなに早く来るとは思いませんでしたね。多くの女性騎手ファンが歴史的3連複・3連単を仕留めたんじゃないでしょうか。これからはこういうことが当たり前になっていくのでしょうね。

5月/古川奈穂の長期休養

05/01…新潟8RネバーゴーンアウトでJRA2勝目

05/15…新潟5RネイチャーシップでJRA通算133勝目

05/16…新潟3RベルゼールでJRA3勝目

05/16…新潟6RイントゥザワールドでJRA通算134勝目

05/23…新潟1RルヴァンノワールでJRA通算135勝目


5月藤田古川永島
JRA32
地方00

今年デビューした古川奈穂騎手が肩の治療専念のために4月末から長期休養となりました。レース中にもたびたび脱臼するシーンがありましたので、将来的なことを考えるとここで無理をするより完治させる方が賢明なことだと思います。まだ若いのであせらずゆっくりが一番です。

6月/初年度から北海道滞在スタート

06/05…デビュー年から夏の北海道シリーズ参戦

06/05…中京12RアオイツヤヒメでJRA4勝目

06/07…リハビリの様子をインスタグラムで報告


6月藤田古川永島
JRA01
地方00

今年デビューしたばかりの永島まなみ騎手が1年目から函館・札幌の北海道滞在に挑戦しましたね。北海道はローカルでありながらトップジョッキーもたくさんいる環境なので学べることもたくさんあると思います。奈穂騎手も分もがんばってほしいですね。


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7月/聖火点火セレモニー

07/14…東京2020五輪聖火点火セレモニーに参加

07/17…福島12RノアヴィグラスでJRA通算136勝目

07/18…福島4RスマートルグランでJRA通算137勝目

07/25…第21回アイビスサマーダッシュ(G3)でセピアノーツに騎乗する


7月藤田古川永島
JRA20
地方00

本来なら聖火リレーを担えるはずだったのですが、情勢的に点火セレモニーという形に変更されました。ここまで菜七子騎手の勝ち星ペースがあまり上がってこない状況ですが、こういう競馬外イベントなどでリフレッシュして得意の夏の新潟に臨むのはいいことかもしれませんね。

8月/はじめての新馬勝ち

08/01…新潟12RノアヴィグラスでJRA通算138勝目

08/15…新潟12RフミロアでJRA通算139勝目

08/29…小倉6Rホワイトターフではじめての新馬勝ち


8月藤田古川永島
JRA21
地方00

6月5日の2勝目から勝ち星が遠ざかってましたが8月末の新馬戦でよくやく3勝目となりました。北海道シリーズの滞在ではずいぶん苦労した感じで、月の半ばからは小倉に拠点を移したのがよかったのかもしれませんね。なかなか騎乗馬には恵まれないですが、ひたむき頑張っている姿はきっと誰かが見てくれていると信じます。

9月/園田凱旋勝利でお祝いムード

09/21…骨折箇所を固定していたプレート除去手術成功

09/22…YJS園田TR第1戦のアグネスフォースで地方初騎乗

210922永島まなみ地方初騎乗

09/22…YJS園田TR第2戦のチェリーウラノスで地方初勝利

210922永島まなみと永島太郎

09/23…自身の公式インスタグラムにて10月9日復帰を報告


9月藤田古川永島
JRA00
地方01

9月22日のヤングジョッキーズTR園田で永島まなみ騎手がみごと凱旋勝利を果たしました。ゴール前でまなみ騎手を迎える多くのファンの歓声はとても暖かいものでした。今回の勝利馬管理はお父さんの永島太郎調教師ではなかったのですが、関係者の計らいなのか親子口取り式になったのが園田らしくてとても印象的でした。

10月/不運のアクシデント

10/02…プレート除去手術後からの騎乗復帰

10/09…阪神2Rで長期休養からの復帰戦を果たす

211009騎乗復帰した古川奈穂

10/09…復帰初戦の阪神2Rスタート直後に落馬するも怪我はなし

10/17…新潟2Rの騎乗時アクシデントで左鎖骨骨折

10/17…新潟5Rからの5鞍すべて乗り替わり

211017藤田菜七子乗り替わり案内

10/19…茨城県内の病院での手術成功と根本康広調教師が報告

10/31…阪神5RジャマンでJRA6勝目

2110312歳新馬ジャマン

10月藤田古川永島
JRA001
地方000

肩の治療専念で長期休養していた古川奈穂騎手が10月9日の阪神2レースで復帰騎乗となりましたが、まさかのスタート後落馬というアクシデントでした。今回はけがはなかったのは何よりでした。しかし菜七子騎手の方はプレート除去手術から復帰直後に騎乗時のアクシデントで再度同じ場所を骨折させるという事態に見舞われました。秋の新潟開催のために万全な体制で臨むはずだったのでメンタル面が心配ですね。

11月/東京初騎乗で見事な復帰勝利

11/13…福島1RダイチラファールでJRA7勝目

11/18…ヤングジョッキーズJRA西日本3位でファイナル進出決定

11/20…2022年カレンダーが発売開始

11/21…東京3Rグランスラムアスクで復帰後初勝利

11/27…美浦トレセンでの調教復帰


11月藤田古川永島
JRA11
地方00

長期休養から復帰した古川奈穂騎手がただ1頭グランスラムアスクのためはじめて東京競馬で騎乗し見事復活勝利をおさめました。初騎乗となる東京コースの向正面でハナに立つとそのまま最後まで押し切る強い勝ち方でした。奈穂騎手のご実家は東京なのでおそらくご家族の現地での応援がパワーにつながったのでしょうね。

12月/ようやく3人体制の復活

12/04…中京1Rのネイチャーバランで騎乗復帰

12/07…公式インスタグラムを開設し復帰報告をする

12/28…ヤングジョッキーズファイナルラウンド最終結果15位


12月藤田古川永島
JRA000
地方000

12月に入り、不運のアクシデントで一時離脱していた藤田菜七子騎手が中京で騎乗復帰となり、めでたく女性3人体制の復活となりました。勝ち星的には3人とも納得がいかない内容であるかもしれないですが、騎乗さえできればチャンスはあると思いますので来年は3人とも怪我無く1年を通せることを切に願います。


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※レース結果などの正確な情報はJRA公式サイトまたは地方競馬情報サイトをご覧ください

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