新・京都競馬場スマートシートからの眺望

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新しくなった京都競馬場

2020年11月より総工費約880億円をかけてメインスタンドの改築、パドックエリアの移設改修など2年5か月間の大工事を終え2023年4月22日にグランドオープンとなった京都競馬場について、個人的に気なる部分を記事にまとめてみました。

2024年4月(3回京都)開催より指定席の内容が一部変更されています

京都競馬場新スタンド

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京都競馬場のスマートシート概要

以前は無料開放されていた一般観覧席がコロナ渦では応急的に座席指定のスマートシートとして有料化し、今回グランドオープンとなった京都競馬場ではそのシート自体が常設となった模様です。隣席との間にものを置けるミニテーブルがあるので左右方向は結構ゆとりがあるのですが、全席に背もたれがあるため前後の間隔が窮屈に感じました。また他の競馬場に比べて料金がかなりの強気設定となっているのも少々気になります。

▼2024年4月3回京都開催から

席種席数通常料金天皇賞春
スマート屋外A1314席600円1200円
スマート屋外B1698席400円800円
スマート屋外C544席400円800円

2024年4月の3回京都開催からこれまであったスマートプラスエリアはなくなり通常のスマートエリアに統合されました。

▼2023年4月グランドオープン当初

席種席数通常料金天皇賞春
スマート屋外A632席800円1600円
スマート屋外B902席400円800円
スマート屋外C332席400円800円
スマートプラス屋外A674席1600円3200円
スマートプラス屋外B1109席1200円2400円

※料金は2023年4月22日時点のものです
※2023/04京都開催よりJRA新予約システムが導入されています
※2023/04/22・23・29・30の4日間は当日入場券の現金販売はありませんでした
※2023/10~2024/02の間はスマートAとCの境界線が変更となりました

▼2023天皇賞春の指定席抽選一般申し込み状況

A指定21.8倍
B指定21.9倍
UMACA9.1倍
6階ラウンジ8.1倍
5階ラウンジ11.1倍
ボックス93.2倍
L-テーブル57.6倍
4月19日12時発表の途中経過
スマートプラスA8.5倍
スマートプラスB7.0倍
スマートA12.3倍
スマートB16.8倍
スマートC13.5倍
4月19日12時発表の途中経過

新スタンドの全体写真

今回新しく建て替えられたスタンド(ゴールサイド)に設置されているそれぞれのスマートシートを色分けすると、黄色がCエリア、青色がAエリア、赤色がBエリアとなります。写真の圧縮効果で赤色部分が広く見えますが実際は青色部分の1.5倍ぐらいの広さになります。

赤枠と青枠より上部の屋外座席は2023年グランドオープンから1年間はそれぞれのプラスシートでしたが、2024年4月からはそれぞれぞのスマートエリアとして統合されました。これに伴いスタンド3階エリアの建物内は一般開放されて誰でも自由に行き来できるようになりました。

上部のガラス張り部分はA指定席とB指定席になっています。

新スタンド(ゴールサイド)

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座席表

▼スマートシートCの座席表

コースを正面にしてスタンド一番左端の一角で座席番号1から34(あ~に列)がCエリアとなっています。G1開催日などの混雑時を除いては当エリアへの入場規制はありません。また最前列からコース側への出入りも可能なのでスタンドからウィナーズサークルへ移動したい方にはおすすめです。

<24/04/17追記>2024年3回京都開催よりスマートエリアが拡大され、さ列より後方もスマートシートとして開放されました。エリアの右端はこれまで28番でしたが今回の変更に伴いグランドオープン当初の34番までに戻っています。

座席表C

▼スマートシートAの座席表

コースを正面にしてCエリアの右側で座席番号35から106(あ~に列)がAエリアとなっています。G1開催日などの混雑時を除いては当エリアへの入場規制はありません。また最前列からコース側への出入りも可能です。

<24/04/17追記>2024年3回京都開催よりこれまでのスマートプラスエリア(さ列より後方)が通常のスマートエリアとなりました。

座席表A

▼スマートシートBの座席表

コースを正面にしてAエリアからエントランス部を挟んだ右側で座席番号107~213(あ~に列)がBエリアとなっています。

<24/04/17追記>2024年3回京都開催よりこれまでのスマートプラスエリア(さ列より後方)が通常のスマートエリアとなりました。

座席表B

混雑予想時は入場規制があります

G1開催日など混雑が予想される日はスマートエリアへの入場規制がされる場合があります。またその時にはエリア前方からコース側へ出入りすることはできません。一度建物内に入りパドックに近いエスカレーターを使用して1階に降りてからコース側へ移動する必要があります。

2023年5月まではエリアAとエリアCの2階入場口に近いスタンド建物内の小さな階段で1階に降りることができたのですが、今は常時閉鎖となっています。

天皇賞春や菊花賞、また3冠のかかった秋華賞などではスタンドでレース観戦したのちウィナーズサークルへ移動するのは人ゴミを回避できずほぼ不可能だと思います。

グランドオープン当時はスマートエリアA・B・Cごとに入場規制が区別されていましたが、2023年秋開催ではA・B・C全体がひとまとめにされており、エリアCのQRコードを持ってる方がエリアB入場口から入りエリア内通路を通ってエリアCに行くことが可能となりました。

混雑時のスマートエリアの状況

座席からの眺望

比較的人気になるだろうCとAエリア最上段「こ列」からターフビジョンとゴール板を見た眺望写真です。50mmレンズを使用したフルサイズカメラでアスペクト比1:1トリミングなしの状態です。

▼スマートC「こ列1番」からみた眺望

ゴール板は過ぎている位置ですが目の前がウィナーズサークルで左側は検量室です。下にある検量室前の写真は座席横通路に立って撮影していますが、座席で観戦している方への配慮が必要です。

「こ列1番」から見たターフビジョン
検量室
検量室前その1
検量室前その2

▼スマートA「こ列45番」からみた眺望

ちょうどゴール板の位置に当たるのでAエリアの価格が一番高くなってるのでしょう。コース側を見てこの場所よりも左側に35~44のけ・こ列の座席があります。け列の前に障害物は一切ないので混雑するG1開催日では神席かもしれません。

「こ列45番」から見たゴール板
「こ列45番」から見たターフビジョン

▼スマートA「こ列78番」からみた眺望

ゴール板とターフビジョンの間にあるいたって無難な位置です。人気レース開催日はキャンセル販売でここら辺を確保できれば良しという感じでしょうね。

「こ列78番」から見たゴール板
「こ列78番」から見たターフビジョン

▼スマートA「こ列106番」からみた眺望

ターフビジョンが目の前でゴール板は少し遠くなってしまいますが許容範囲だと思います。この席がAエリアの一番端になるのですが、Bエリアはここから大きいエントランスを挟むことになるのでゴール板は少し遠く感じることになります。

「こ列106番」から見たゴール板
「こ列106番」から見たターフビジョン

ステーションサイド(旧ビッグスワン)

従来のビッグスワンを名称変更してそのまま運用されるスタンドで、UMACAシート・ボックスシート・ラウンジシート・Lテーブルなどの指定席も変更ありません。こちらの屋外席はスマートシートではなく一般開放されている自由席です。

入場券のみで椅子に座ってレース観戦をする場合はステーションサイドの屋外席だけとなるのですが、人気のG1レース開催日では朝の早い段階で埋まってしまいます。またコースに近い前の方の席では座っている椅子の前に立ち見客が流入してくるためG1レースなどでは座りながら観戦することが困難になります。よってできるだけ上層の席を狙うといいかもしれません。

ステーションサイド(旧ビッグスワン)

<24/10/06追記>2023年秋開催でのステーションサイドのリニューアルオープンによりラウンジシートがプライべートシートに、Lテーブルがグループテーブルに、ボックスシートはLソファとペアテーブルに変わりました。

<24/04/17追記>2024年京都3回開催より席種が一部変更となり、7階駒見小路(4名席)、7階駒⾒⼩路奥の間(8名席)、6階The Horseshoe A(最大5名)、6階The Horseshoe B(最大4名)、6階ペアテーブル(2名席)、6階Lソファ(最大5名)、5階&6階プライベートシート、5階グループテーブル(最大4名)となりました。    

ステーションサイド5階
ステーションサイド5階/JRAホームページより
ステーションサイド6階
ステーションサイド6階/JRAホームページより
ステーションサイド7階
ステーションサイド7階/JRAホームページより

※当ページ記載の情報についてはまだ不明確な部分も多いため正確な情報についてはJRA公式HPなどをご参照ください

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